省エネ住宅とは
2016年4月に建築物省エネ法が施行され、2020年までに新築住宅の省エネルギー基準の100%適合化を目指すことになっています。
温暖化や、大震災によってエネルギー使用において低炭素型社会をつくって行こうという世の中の流れに住宅業者も一緒に目指そうというもの。
そんな講習会に行ってきました。
「省エネ家電」という言葉が先行し、買い替え需要を促している現代。太陽光を使って電力を自分たちで作ろうという現代。実際のデータで見ると電力消費量は抑えられているどころか、上がっています。結局、私たちは家電に頼る毎日だということ。そして、今更この便利な状態からは戻れないということ。
そんな時代ですので、住宅販売業者が新築を設計する時点から、出来るだけエネルギー消費を抑えることのできる(省エネ)住宅を提案しようとするためのポイントを学んできました。
ざっくり言うと以下の4点。
・電力消費を抑えることの出来る設備の提案
・間取り(家の形、窓の大きさ)の工夫
・冷暖房効率を上げる断熱材選び
今回は学びませんでしたが
・施工上の手間、工夫
上記全てが数値化されており、(超ややこしい)計算をすることで、その設計が省エネ住宅に適合しているか分かる様になっています。
その数値、係数を見るだけで、とても面白かったです。
特に印象に残ったのは、省エネエアコンやLEDの様な最新家電は家庭の消費電力全体から見れば本当にわずかだということ。
家電製品の中で最も電力消費が大きいのは給湯器であるということ。
家中のエアコンを買い替えるより、給湯器1台を変えることがどれだけ大きな変化になるか。
本当の省エネを考えた時に優先順位の分かりやすいものでした。
窓の向きや大きさも省エネには関わっています。
真夏の暑さを抑えるためには南向きの窓の大きさより、東西の窓の大きさが重要だったりします。
そんな難しい話を難しい言葉と数字で余計に難しく教えてくれる講師の教えを聞き、演習問題を行い、その演習問題そっっっくりの最終試験を受けて講習終了でした。
テッテレー♫
レベルアップした気分です。
学んだ知識を活かしていきたいと思います。
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