いつも通り近所のスタバで昼間からぼーっとしていると、目の前の交差点で参議院選挙候補者の演説が始まりました。

マイクを通して大音量になった演説は耳に入ってくるはずなのに、頭には入ってこない。

１５分ほどで演説も終わり、いつも通りの静かさになると、見覚えのあるスーツ姿の同級生が歩いてきました。

呼び止めると、「お〜！たっくん！」（←小学校の時の友人はこう呼んでくれる）

平日の昼間から外でコーヒー飲んでる僕に気付いてくれました。彼は今、市議会議員選挙に立候補していて、先ほどの参議院選挙の演説にも応援で来ていたそう。

同級生「ごめんねー。うるさくしちゃって。」

僕「いやいや。暑いのに頑張ってるねー。応援してるよ！」

そんな大人な会話を済ませると、彼は店内へ。

再び一人になり、さっきまでの自分を振り返り、とても恥ずかしくなりました。

彼は暑い日も雨の日もスーツで街に立ち、将来の街のため、子供達のためのヴィジョンを日々勉強し、きっと毎日どこかで熱く語っているんでしょう。

その熱に触れ、帰りにすごく反省しました。

演説が全く頭に残っていない自分に恥ずかしくなりました。

今回の選挙は憲法改正に関わる選挙。

選挙権が１８歳以上となって最初の選挙。

自分の一票なんて、意味がない。自分の一票で世の中が変わる訳はない。

僕はそう思っていました。恥ずかしながら今も少し思ってます。

その後すぐ、投票行ってきました。

意味がないと思いながら、自分の街の候補者の名前を見て、顔を見て、自分なりに一人を選び、一つの政党を選び、投票所に行きました。

休日にそんなことするの、めんどい。絶対めんどい。

そんなめんどい事するから、政治に興味が出ると思いました。

自分の指示した政党がどんな事言っているのか、どんな事してくれるのか、本気で応援したくなるかもしれないし、本気で腹が立つかもしれない。

飲み屋で熱く政治について語り出すかもしれない。

それって、すごく格好良くないですか？

今回の選挙の結果では憲法が変わるかもしれません。

日本が大きく変わるかもしれません。

「忙しいから、選挙行ってる時間ない」って人、その用事は自分の国の未来より優先させることですか？

まずは、選挙、行きましょう。

｜余談①

７月１０日は仕事なので期日前投票してきました。

僕の住む岡崎市は市制施行100周年なので、投票済証に記念ロゴ入ってました。

嬉しい。

2016.07